ORICO 3.5 inch HDD ケース (7688C3) を試す
先日、100 円均一で売られているはがきケースを使って HDD の保管箱を作りました。
しかし、いざ HDD を使おうとすると SATA 端子に機器を繋いで USB を介して接続して・・・と作業が必要です。これはまだよいのですが、SATA 端子の抜き差しの耐久回数は 50 回程度とも言われており、毎回抜き差しをしていたのでは中身のデータより先に SATA 端子が壊れてしまいます。
ということで、はがきケースの常用は諦め、素直に HDD ケースを使うことにしました。今回購入したのは以下の ORICO 3.5 inch SATA Type-C External Hard Drive Enclosure です。

ORICO は中国の PC 周辺機器メーカのようです。Amazon で偶然見つけましたが、ヨドバシカメラなど家電量販店ではまだ扱いがないようで、少しマイナーな製品かもしれません。

背面には「中国制造」と記載がありました。日本人なら違和感があると思いますが、「制造」は日本語で「製造」を意味します。これは、中国語に「製」の字が無いというわけではなく、中国で過去に使用されていた繁体字という字体には「製」があります。しかし、現在では、簡略化された簡体字という字体が主に使用されるようになり、「製」が簡略化された「制」が使われているようです。ちなみに、中国製造 2025 も中国語では中国 '制’ 造 2025 と書きます。

内包物は以下の通りです。

- 説明書・Thanks Card
- AC アダプタ
- USB-C – USB-A ケ-ブル (1 m)
- プラスドライバ
- 縦置き用土台
- 本体ケース
順番に見ていきます。

説明書は中国語のほか、裏面は英語がありました。日本語はありません。

Thank Card は毎度ながら付属する厚紙。

続いて AC アダプタ。なんか丸いぞ、と思うと、

プラグのところが外せました。ここの部品を交換して様々な形状のコンセントに対応しているものと思われます。

側面には PSE マークの記載もありました。しかし、事業者名がありません。本当に PSE 取得してる ?

ケーブルは Type-C to Type-A の USB 3.0 が 1 本。全長が 1 m あるので足りないことはなさそうです。

質感は可もなく不可もなし、といった様子。接続が硬い・緩いといった問題はありませんでした。

組み立てに必要なドライバーも付属。先端部は金属製なので、トルクを加えてもドライバー側が壊れることは心配しなくて良いです。ただし、取り付けの際にはそこそこトルクを加える必要があるため、本体側のネジが潰れないように注意する必要がありました。

縦置き用のスタンドはプラスチック製。簡素な作りですが、

底面にはちゃんとゴム製の足がついており、HDD の重量も相まって安定します。

本命の本体ケースは両端がプラスチック製で、それ以外は全て金属製です。

左端部はプラスチックのフラット面。端子はありません。

右端部は開閉のためのネジや端子類が集中しています。筆者が注目したのは電源ボタン。昨今 (2021年1月) は PC の電源連動機能のために電源ボタンがない HDD ケースも多数ありますが、堅牢な動作にそのような機能は必要ありません。このケースには電源連動機能がない代わりに電源ボタンがあったことから採用しました。ちなみに、USB-C 端子は USB PD には対応していませんので、Type-C ケーブル 1 本で電源と通信を送ることは出来ません。AC アダプタの使用は必須です。

SATA 端子は基板へ直付けです。

3.5 inch HDD とのサイズ感は完全に一致とまではいきませんがピッタリサイズ。ケース内部に緩衝材などはないので、気になる方は挟んでもいいかもしれません。
しかし、HDD を入れてねじ止めするとしっかり固定され、本体を揺らしてもほとんど音がしないようになります。これはいいですね。

HDD ケース本体に緩衝材はありませんので、書き込み・読み込み音はしますがうるさくはありませんでした。電源ランプはアイドル時は青、HDD アクセス時は上の写真のように紫になります。

WD40EZRZ を Btrfs でフォーマットし、1.5 TB ほどデータを書き込んでみました。ファイルは数 kB から 数 GB まで様々なファイルが混ざった実用的なものです。
書き込んだ総容量が 1,570,821,303,690 byte、書き込み時間が 46,084 秒でしたので、およそ 34.1 MB/s でした。USB2.0 の速度の実行値程度の値が平均で出ているようですので、USB3.0 で接続している効果はありそうです。
シンプルな機能構成でとりあえずケースに入れたいという用途にはもってこいではないでしょうか。気になった欠点としては、電源ボタンとケーブルの接続部が同じ面にあることでしょうか。電源ボタンが奥まってあるため、接続したケーブル類を押し除けながら電源を ON/OFF する必要があります。とはいえ、配線のために価格が上がるくらいならこのままで良しという程度のものです。
しばらく使って様子をみたいと思います。






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